金額の高い安いの違い!!
2016年04月28日よく皆さんに聞かれることがあります。
それは、戸建ての塗り替えでなぜ各業者によって金額に大きな差が出るのか??
これは非常に多い質問です。
相見積もりをとると塗り替え総額価格が安い業者もいれば高い業者もいて、その差がかなり大きくなる時もあります。
これにはきちんと理由があります。
今回は安い業者のカラクリを少しお伝えします。
明らかに安い業者。
①安い塗料や安いメーカーで塗装する
これはどうゆうことかとゆうと、同じシリコンでも各メーカーによって塗料の金額に差があります。
なぜか?
それにはカラクリがあり、実際には同じシリコンではなく、名前にシリコンがついているだけで各メーカー中身は全く違うのです。
メーカーAの水性シリコンとメーカーBの水性シリコンでお話しした場合、Aは価格が非常に安くBが高いとしましょう。
その場合、Aのシリコンは安いだけあって中身があまり良くないシリコンが使用されています。それでもシリコンと呼べます。
そしてBのシリコンは価格が高いのですがとっても多くシリコンが入っています。こちらも同じくシリコンと呼べます。
どちらのシリコンが長持ちするかは明確ですよね。勿論多くシリコンが入っているBです。
どちらも総称はシリコンであるため、一見価格に差はあっても同じ耐久に思えるはずです。だって同じシリコンでしょと思ってしまいますよね。
実際に、営業の方などはメーカーが違うだけで中身はシリコンなのでAもBも耐久は一緒ですよ。ネームバリューの問題ですよ。とゆう方もいます。
がしかし、
実際にこのAとBの塗料を塗ったことがあればこの差には気づくわけです。勿論年数がたってからになりますが。
Aは安いけど耐久が5年。Bはちょっと高いけど耐久が10年。
同じシリコンでもメーカーや材料が変わるとここまで差が出るものです。
安いシリコンを使用すれば結果施工金額を安くできるわけです。しかし本当は耐久もかなり落ちるとゆう結果になりがちです。
実際、営業の方は材料のおおまかな耐久を本当に知らないのか、安い塗料で施工したいので知ってても言わないのかは分かりませんが・・・
②人件費を安くする
これは、いわゆる手抜き工事になります。
3回塗りが基本中の基本。3回塗るところを2回塗りにすればそれだけ人件費が安くなります。
2回塗りも3回塗りも見た目では違いは少なく一般の方ではまず見抜くことはできないと思います。
ただそこはやはり既定の塗り回数を意図的に減らせば、メーカーが出している耐久には届くはずもなく早く劣化してしまうわけです。
外壁だけではなく、付帯部と呼ばれる箇所も非常に大事になります。こちらも基本は3回塗り。
4回塗りなど上塗りを多く塗っても耐久が上がるわけではありません。勿論多く塗ることは手抜き工事ではありませんが効果がないんです。※使用材料によります
塗り回数を減らしても、今は塗料の性能が良いのでそこそこもってしまいます。なので手を抜かれてもしっかり塗装してくれた、と勘違いしているお客様も非常に多いんです。
ではなぜお客さんに実際の耐久を伝えずにこのように安いメーカー・塗料をしようしなければならないのか?
なぜお客さんをだまして手を抜かねばならないのか?
これは明確です。
それは大手の塗装屋さんは下請けの塗装屋さんを使って仕事をこなすからです。
弊社は職人直営店ですのでいただいた金額の工事ができます。
しかし
下請けを使用している業者さんは、お客様が契約した金額からかなりの割合を元請けが持っていくわけです。100万円で依頼しても実際末端の塗装屋さんが受ける金額とゆうのは60万ほどです。
そうなると見積もりで出していた内容、100万円の内容に見合った工事などできるわけもないですよね。残念ながらこういったことが非常に多いです。どの業界でも同じことがあると思いますが非常に残念なことです。
この様に安いのにも必ず理由があるんです。
もうすでに出来上がっている全く同じもの購入される際は、安いにこしたことはありません。
しかし塗装、戸建てやアパートの塗り替えリフォームに関しては同じ条件で比較検討は難しく、
使用塗料のメーカー・塗料・塗り回数・施工方法などなどこれらを全て同じ条件での比較はほぼ不可能かと思います。
価格ももちろん重要な判断材料になりますが、これが一番になってしまうのではなく、どこの業者があなたのお家をきちんと保護してくれるのかもじっくり聞いてから業者を決めていくことも大切だと思います。
一級塗装技能士が在籍。職人直営店の東海装建
この記事を書いた人
船越 夏樹(なっちゃん)
愛知県あま市出身。21歳で東海装建に入社し、15年以上職人として塗装業界に従事。
現在は父の会社を継ぎ、塗装の専門家として、「より長持ちする塗装」をモットーに、お客様に塗装工事を提供している。