厚塗り4回塗装!?
2015年04月18日厚塗り4回塗装
本日はこれについて少し。
「うちは塗料を薄めず原液で厚く、そして3回以上塗ります」とうたう業者をよく見かけます。
薄く塗ることが手抜き工事だとゆうことが、広くお客さんに浸透してきたからあえて差別化を図るために大きく宣伝しているんだと思いますが。
実はこれ間違いです。
塗料にはほとんど希釈率とゆうものがあり、希釈して初めてメーカーがうたう性能を発揮するものです。なので原液で塗るからよいとゆうことはありません。
ただ例外もあり、本当に無希釈で塗装する塗料もありますが・・・
私は職人としての経験上、希釈をせずに塗ることがいかに大変かを知っています。塗れないことはないですが、どろどろの塗料を綺麗に壁に塗装できる方を今まで見たことないです。どうなるかはここでは割愛させていただきますが。
どこの塗装屋さんでも必ず希釈していきます。そうすることで綺麗に仕上げることが出来るものなんです。
職人さんであれば、必ずこのことは知っているはずです。無希釈塗装とゆうのはあくまでも営業の謳い文句程度と思ったほうが良いかと思います。
また塗装の基本は3回塗りです。
何回塗っても膜厚が厚くなるだけで性能は変わりません。通常の施工であれば3回で特殊なケースな場合、3回以上塗る場合ももちろんありますがそれは上塗り回数を増やすのではなく、下塗回数を増やすんです。
上塗りを3回も4回も塗ることが正しいわけではないんですよ!
どうしてもお客様の中には塗り重ねれば重ねるだけ耐久が上がると思っている方が、まだまだ多いのは事実だと思います。
なので厚く原液で3回以上塗ったからといってけしていいわけではないんです、勿論薄めて薄く塗るのは問題外ですが・・・
言葉巧みに惑わされるのではなく、また営業のいうことを鵜呑みにせず、しっかりと見極めることが大切ですね^^
この記事を書いた人
船越 夏樹(なっちゃん)
愛知県あま市出身。21歳で東海装建に入社し、15年以上職人として塗装業界に従事。
現在は父の会社を継ぎ、塗装の専門家として、「より長持ちする塗装」をモットーに、お客様に塗装工事を提供している。